- 私たちの活動理念
- 「介護」から「地域のきずな」を創り出し、地域福祉の発展に寄与します
ごあいさつ
社会は新たな「地域のきずな」を求めています。 2011年3月11日の東日本大震災は、多くの人々の命を奪い、生活を崩壊させました。
甚大な被害を受けた岩手・宮城・福島県をはじめ、多数の人が帰宅難民を経験した首都圏、長野県栄村や新潟県中越地方など、非常に広い範囲での震災体験は、これまでの生活を振り返り、これからの生活を再構築しなければならないことを人々に考えさせました。
その「生活の再構築」を考えるキーワードの一つに「きずな」をあげることができます。
人と人とのきずな、家族のきずな、地域のきずな、社会のきずな、市民のきずな、県民のきずな、国民のきずな、世界のきずななど、「きずな」はいたるところで結ばれ、助け合いのキーワードになっています。
なかでも「地域のきずな」は、家族のきずなを除いては一番近いところで結ばれること、「自助、互助、共助、公助」という助け合いの順番において、自助が不可能になったときに互いに助け合う(互助)、共に助け合う(共助)ことが、いちばん身近な助け合いの形であり、その役割を果たすのが「地域のきずな」であることから、地域づくりが重要な課題であるといえます。
新潟地域福祉協会は、その「地域のきずな」を、介護の面から創りだしたいと創設されました。これからの地域はどうあるべきか、地域の介護はどうあるべきか、様々な視点から検討し、地域の皆さまと手をつなぎ一歩一歩進んでいきたいと思います。
コロナ後の地域における介護の在り方
新型コロナウイルス感染症は、令和5年5月8日から感染症法上の位置づけが「5類感染症」に移行されました。一方で、感染によるリスクのある方々が利用されることの多い介護施設・事業所においては、引き続き感染防止対策が必要となっています。
コロナ禍の3年間は、様々な変化を私たちの生活にもたらしました。
サービス提供にも以前にはなかった不自由さが付きまといましたが、どのような状況にあっても、介護を利用される一人ひとりのニーズを的確にくみ取り、安全かつ質の高いサービスを提供していくことが、地域社会で介護を利用して生活されている方の大きな支えとなっている、ということを身に染みて感じた3年間でもありました。
これからの介護の在り方について、介護の原理原則、即ち「心身の状況に応じた介護」というところから改めて深く考えてみたいと思います。
一般社団法人 新潟地域福祉協会
理事長 岡田 史
プロフィール
・修士(社会福祉学)、博士(保健学)
・公益社団法人新潟県介護福祉士会 顧問
・元新潟医療福祉大学 教授
・より詳しいプロフィールはこちら
事業概要
新潟地域福祉協会では、その目的を達成するために次の事業に取り組んでいます。
- 1. 研修事業
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(ア)実務者研修
(イ)実務者研修教員講習会
(ウ) 介護職員初任者研修(旧ヘルパー2級研修)
(エ)福祉用具専門相談員指定講習会
(オ)その他、介護関係資格取得研修
- 2. 災害時介護支援ボランティア支援事業
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(ア) 災害時の介護ボランティア活動
(イ)災害時の介護ボランティア支援活動
(ウ)災害時における介護についての講演活動
- 3.地域貢献事業(これまでの開催実績)
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(ア) 若返りメイクアップ教室
(イ) AED(救急法)体験教室
(ウ) 認知症サポーター養成講座
(エ) 家族介護のためのワンポイント介護技術教室
(オ) 介護を学ぶ地域の集い